今回の話題は、カブトムシの幼虫の取り方です。
カブトムシに夢中になるのは、子どもたちばかりではありません。
大人でもマニアがいるほど大人気です。
飼育では、カブトムシを幼虫から育てたいという人も多いですよね。
このページでは、カブトムシの幼虫を取る「最適な時期」とカブトムシの幼虫が「よくいる場所」を中心にお伝えします。
天然のカブトムシの幼虫を取りたい人は、ぜひ参考にしてください。
カブトムシの幼虫の取り方!最適な時期は?
カブトムシの幼虫の取り方で最適な時期から考えた場合は、どれくらいの大きさになったころを選ぶかがポイントになります。
持ち帰って飼育することを考えると、卵からかえったばかりの幼虫よりも、ある程度は大きくなった幼虫のほうが育てやすいですよね。
昆虫採集のツアーでも、「カブトムシの幼虫」を目当てにした親子ツアーがあります。
その時期を見ると、10月~6月に企画されています。
このようなツアー日程で見ると、秋から冬、そして春あたりまでは「カブトムシの幼虫」を取ることができるということです。
次に、カブトムシの生涯で考えてみましょう。産卵の時期は7月~8月、卵から幼虫が出てくるのは8月~9月です。
1回目の脱皮は、9月~10月の上旬。
それ以降に2回目の脱皮をするので、このあたりが「カブトムシの幼虫」の取りやすい時期になります。
冬になると、幼虫は冬眠します。
だいたい、11月から3月中旬くらいです。
寒い時期は、私たちも「カブトムシの幼虫探し」には出かけにくいですよね。
翌年の5月~6月になると、カブトムシの幼虫は3度目の脱皮をして「サナギ」になります。
以上の様子を考えると、カブトムシの幼虫を取るのは「10月の中旬あたり」と「4月の中旬あたり」に出かけると見つけやすく、その後の飼育もしやすいと思います。
すぐに成虫になる時期を迎えるという意味では、「4月の中旬あたり」にカブトムシの幼虫を取ることをおすすめします。
冬眠する時期を飼育するのはむずかしく、サナギになる寸前の幼虫を見つけたほうが飼育もしやすいです。
「4月の中旬あたり」の幼虫のほうが成虫になっていく様子をすぐに見られて、お子さんにとっても観察する楽しみがあります。
カブトムシの幼虫の取り方!よくいる場所
今度は、カブトムシの幼虫がよくいる場所についてのお話です。
成虫が産卵する場所を考えると、クヌギ、コナラ、シラカシなどが多い場所になります。
これらは広葉樹です。
針葉樹にカブトムシが近づかないのは、針葉樹が毒性物質や昆虫などの忌避物質を含有しているからと言われています。
ポイントとしては、カブトムシの幼虫がよくいる場所は「腐葉土(柔らかい土)なっているところ」と「倒木の下」です。
最初に、広葉樹の葉や枝が腐って、ふかふかした柔らかい土になっている場所を探しましょう。
固くなっている地面には、カブトムシの幼虫はもぐる(動く)ことができませんし、幼虫にとって食べるものがありません。
腐葉土は幼虫にとっては生息しやすい場所なので、1か所から百匹ほどの幼虫が見つかることもあります。
「倒木の下」にいる場合は、地面を掘る必要もありません。
倒木をひっくり返すだけで、すぐに見つかります。
倒木そのものをエサにして、カブトムシの幼虫は生息しています。
土を掘って幼虫を見つけるときの注意点
スコップでザクザク掘っていくと危険です!幼虫を傷つけてしまいます。
また、腐葉土になっているとことは手で掘ることができるほどやわらかいです。
土仕事用のグローブをつけて、土を払うように慎重に掘りましょう。
まとめ
カブトムシの幼虫の取リにいく時期は、「4月の中旬あたり」がおすすめです。
カブトムシの幼虫がよくいる場所は、クヌギ、コナラ、シラカシなどが多い場所で、「腐葉土(柔らかい土)になっているところ)」と「倒木の下」です。
昆虫採集のツアーでは「カブトムシの幼虫」を目当てにした親子ツアーを開催しているところもありますので、最寄りのエリアで企画していないかをチェックしてみてください。
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