ホットケーキを食べたいとお子さんから言われたけど、ホットケーキミックスがない!そんなとき、小麦粉でホットケーキは作れないかなぁと考える人は少なくありません。
今回の話題は、「小麦粉とホットケーキミックスの違いは何?」と「小麦粉でホットケーキミックスの代用できる?」です。
小麦粉を使ってホットケーキを作りたいと思っている人は、どうぞ参考にしてください。
小麦粉とホットケーキミックスの違い
そもそもの違いは何なのか?
小麦粉とホットケーキミックスの違いは、ホットケーキミックスには小麦粉以外にもホットケーキに必要な材料が混ざっていることです。
目に見えてわかるようにするために、ここでは、A社、B社ということでホットケーキミックスの原材料をお伝えしますね。
◎ A社のホットケーキミックス原材料
砂糖
ぶどう糖
植物油脂
小麦でん粉
粉末油脂
食塩
ベーキングパウダー
乳化剤(大豆由来)
香料
カゼインNa(乳由来)
着色料(ビタミンB2)
◎ B社のホットケーキミックス原材料
砂糖
ぶどう糖
粉末水あめ
食塩
ベーキングパウダー
香料
着色料(ビタミンB2)
ご覧いただいたように、ホットケーキミックスには、甘みを出す材料とふくらませるためのベーキングパウダーが入っています。
あのホットケーキミックスの独特の香りは、香料や着色料によるものなのでしょうね。
実際に作るときは、上記の材料の他に牛乳と卵を混ぜます。
また、アレルギー対策もあるので、こだわりの水でホットケーキミックスを練って作る家庭も多いと思います。
小麦粉でホットケーキミックスの代用できる?
小麦粉でホットケーキミックスの代用はできます。
と言っても、小麦粉だけではお好み焼き状態になってしまうのは想像がつきますよね。
加える必要があるのは、ベーキングパウダーと砂糖です。
生地を作るときには、卵と牛乳を使います。
市販のホットケーキミックスのような香り付けはなくても、「小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、卵」の4つがあれば自家製のホットケーキは作ることができます。
小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖の割合は、「自家配合のホットケーキミックス」でレシピ検索すれば、各家庭のオリジナルを参考にすることができますよ。
小麦粉の種類について
小麦粉にも種類があります。
強力粉、中力粉、薄力粉の3つです。
これら3つは、小麦粉に含まれるたんぱく質(グルテン)の質と量によって分類されます。
強力粉は、パン、ピザ、中華まん、餃子の皮、中華麺などに使われます。
中力粉は、うどんを作るのに向いています。
薄力粉は、たんぱく質が少なく、やわらかいため、天ぷらなどの料理、ケーキやお菓子作りに適しています。
というわけで、ホットケーキミックスには「薄力粉」がベストです。
最後に、自家製ホットケーキミックス配合の一例を紹介しておきますね。
砂糖:40g
ベーキングパウダー:小さじ2
これに、合計200gになるまで薄力粉を混ぜます。
袋に入れて振って混ぜるか、ボールに入れて泡立て器(電動ではないタイプ)で混ぜるか、どちらかで薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーをミックスしてください。
家庭によっては、コーンスターチやバニラエッセンス、塩などを混ぜるレシピもあります。
200gの自家製ホットケーキミックスには、たまご1個、牛乳150ccを混ぜてホットケーキの生地を作りましょう。
まとめ
小麦粉でホットケーキミックスの代用はできますが、ベーキングパウダーと砂糖はプラス必要があります。
逆に言えば、ベーキングパウダーがないと小麦粉でホットケーキを作るのはむずかしいです。
ですから、わざわざベーキングパウダーを買い足しに行くくらいなら、ホットケーキミックスを買ったほうが簡単にホットケーキは作れるということになります。
それでも、市販のホットケーキミックスだと使い切るのがたいへんだという場合や、香料や着色料を避けたいという場合は、自家製ホットケーキミックスにすることをおすすめします。
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