今回の話題は、はちみつレモンを作るときは皮をむくかどうかです。
このページでは、「レモンの皮の栄養」と「レモンに使われる農薬」「農薬の表示」をポイントにして、皮ありと皮なしの違いについてお伝えします。
はちみつレモンを作るときは皮をむく?
レモンの皮には栄養があるので、捨てるのはもったいないと言われます。
その一方で農薬が使われているのが気になるところです。
まずは、「レモンの皮の栄養」と「レモンに使われる農薬」「農薬の表示」について整理しておきましょう。
— レモンの皮の栄養について
レモンの皮に含まれている「β-カロテン」「ビタミンC」「カリウム」「カルシウム」は、レモン果汁の5倍~10倍の量が含まれているというお話もあります。
それを聞いた上で「皮を捨てるのはもったいない」と考えるかどうかは、各個人にお任せするしかないでしょうね。
— レモンに使われる農薬について
ポストハーベスト農薬というのを聞いたことがあるでしょうか?
ハーベストの意味は「収穫」、ポストの意味は「後(あと)」です。
ポストハーベスト農薬は、収穫された後に使われる農薬ということです。
輸出農産物に使用されます。
輸出農産物は運送に時間が長くかかるので、「運搬中に発生する害虫」や「カビ」によって品質を悪くなる危険があるからです。
— 見分け方はある?農薬の表示について
「東京都福祉保健局」の「防かび剤又は防ばい剤」のページを参考にします。
▼ 引用
外国産のオレンジ、レモンなどのかんきつ類やバナナなどは、長時間の輸送貯蔵中にカビが発生します。
その発生を防止するために収穫後に使用される農薬を、我が国では添加物として規制しています。
▲
表示の義務については、次のようになっています。
▼
▲
表示される「防カビ剤」は、以下の通りです。
* オルトフェニルフェノール
* ジフェニル
* チアベンダゾール
* フルジオキソニル
皮をむく作り方と皮をむかない作り方
はちみつレモンの作り方をお伝えします。
どうしても農薬が気になって皮を使いたくない人は、皮をむいて「はちみつレモン」を作りましょう。
— レモンの皮をむく作り方
(1)保存瓶の煮沸消毒をします。
(2)ピーラーや包丁を使ってレモンの皮をむいて、薄く輪切りにします。
(3)保存瓶にレモンを入れます。
(4)レモンがかぶるまではちみつを入れます。
(5)上下を返すように混ぜながら冷蔵庫で保存します。
2日から3日で食べられるようになります。
— レモンの皮をむかない作り方
レモンを皮ごと漬け込んで作る「はちみつレモン」は、ほろ苦い大人の味になります。
レモンの皮の「農薬」が気になる場合は、有機栽培のレモンを使う方法もあります。
「無農薬 レモン」で検索すれば、通販でも購入することができます。
ただ数量が多くなるので、そのあたりは気をつけてください。
一般的な知恵として、レモンの皮を塩で洗う方法があります。
国産無農薬レモンは、粗塩を使って表面についた雑菌を削り取りましょう。
(2)そこに少量の水を加えます。
(3)ボウルの中にレモンを入れます。
(4)手でレモンの表面全体をこすります。
(5)流水でしっかり洗い流します。
レモンの皮を洗ったあとは、5ミリほどの厚さの輪切りにして、皮がついたまま「はちみつレモン」を作ってください。
日頃から食品用の洗剤を使っているなら、それを使ってレモンの皮を洗いましょう。
まとめ
外国産のレモンに使われている「ポストハーベスト農薬」は、完全に除去するのはむずかしいそうです。
皮ごと使う場合は、有機栽培の国産レモンを選ぶ手もあります。
防カビ剤が気になる方は、検討してください。
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