腰痛に悩んでいる日本人は多く、国民病と言っても
良いくらいです。
男性では一番、女性では肩こりに次いで二番目に
訴えの多い痛みと報告されています。
女性では全体の12%近くが何らかの症状で腰痛を
訴えているという統計結果があります。
腰痛は一度なってしまうとなかなか治りにくく、
特効薬もありません。
また一度なってしまうと「癖になる」と言い、
なかなか完治しません。
このように厄介な腰痛、少しでも改善する方法は
ないのでしょうか?
ここでは、そんな腰痛の改善方法や対策を紹介
いたします。
改善方法は?
まず、原因がはっきりしている腰痛については、
その原因を取り除けばいいのでまだ簡単です。
しかし、腰痛の原因がわかっているものは
全体の15%程度です。
85%ははっきり言って原因がわかりません。
原因がはっきりしないので、対策も立てようがありません。
では、原因の分かっていない85%の人達は
どうしたらいいのでしょうか?
まずはできることからやることです。
第一に腰痛になりやすい人は体の固い人が多いです。
特におしりから膝までの坐骨神経周りの筋が固く
なっている人は要注意です。
椅子やベッドにかかとを置いて、膝を伸ばし、
膝裏の筋が引っ張られるような痛みを感じるまで
前屈してください。
これをお風呂に入る前に右左10回ずつ。
身体が柔らかくなっている入浴後に行うよりは体の
一番固い時にやるのが効果的です。
ただし、筋を痛めないようにゆっくりと前屈する
ように心がけてください。
また、腰痛になる人は体の左右のバランスが崩れて
いたり、骨盤が歪んでいる場合が多いです。
これらを解消するストレッチを、これは入浴後、
寝る前に行いましょう。
一例としては、片足を伸ばし、伸ばした足が下に
なるように横になります。
次にもう片方の足は膝を腰のあたりまで引き上げて、
伸ばしたほうの足の上にかぶせて、そのまま床につける
イメージで体を反転させます。
お尻の筋肉が引っ張られるような感覚になると思います。
これを左右同じように4,5回ずつ。
多分、右と左でお尻の筋肉に感じる緊張が違うと思います。
それはあなたの身体が歪んでいるからなのです。
そもそもの原因は?
腰痛は国民病と言いましたが、症状の名称であり、
病名ではありません。
なので、はっきりした原因がわかっている腰痛は
非常にまれです。
原因は大きく分けて以下の2種類になります。
1)腰椎を直接障害するもの。
これにあてはまるのは椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、
背骨の骨折などが主にあげられます。
これ以外にも骨への細菌感染やがんの骨転移でも腰の痛みを
感じることがあります。
このように命にかかわる病気の場合もありますので、簡単に
腰痛と片付けず、しっかり検査しましょう。
2)腰椎を障害しないが臓器の周囲にある神経を刺激するもの。
こちらは胃潰瘍などの消化器系の病気、尿路結石などの腎臓系の
障害などです。
また、子宮筋腫のような婦人科系の疾患や大動脈瘤のような
循環器系の病気でも腰痛を感じます。
このように、先ほども上げましたが、腰痛の原因は数多く
ありますがこれらがもとで起こる腰痛は全体の15%程度です。
原因がはっきりしないものは、先ほどあげた改善方法が有効です^^
対策や注意したい事
腰痛持ちの人は良くわかると思いますが、痛みは何かの拍子に
突然やってきます”(-“”-)”
特に重いものを持ったわけではないのにちょっと体を曲げた拍子とか。
日常の動きをなるべく腰に負担のかからないように工夫する癖を
つけてください。
例えば、物を拾うときは腰を折って上半身をかがめるのではなく、
膝を曲げて腰を落とすとか。
腰を下ろした状態から立ち上がるときは膝に手を添えるとか。
日常の動きを少し気を付けるだけで、腰への負担がずいぶん減ります。
また、規則正しい生活に心がけましょう。
睡眠不足や深酒などで体調がすぐれないと体が硬くなります。
また、ストレスも体を固くしますので、ストレスをうまく逃がす
工夫も必要です。
対策として腹筋を鍛えるとよく聞きますが、腹筋だけ鍛えても
体のバランスを崩すだけです。
腹筋を鍛えるのであれば、同じくらい背筋を鍛える必要があります。
日頃から腰痛ベルトをするのも一つの手です。
いよいよ腰痛になってしまった場合はすぐに専門家にかかってください。
私の経験では、整形外科よりも整骨院がお勧めです。
筋のこりをほぐしてくれるような施術をしてくれる先生を選ぶと
良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たかが腰痛と言いますが、日本人の多くが悩まされています。
今では、国民病といっても良いでしょう。
しかも、原因がはっきりしない場合が多いので、
対策の立てようもありません。
少しでも腰痛を改善するために、まずは自分の身体、
生活習慣を見直してみませんか?
柔軟体操を始めるだけで、ずいぶんと違います。
腰痛のない安心した生活を送れるように、今夜から
ストレッチを始めましょう^^
一緒によく読まれている記事はこちら
コメント