「かもめーる」のはがきも発売となったところで、今回は暑中見舞いの例文をお伝えします。
紹介する例文は、近況の伝え方、上司や恩師に出す場合、ビジネス向けの文章、結婚や引っ越しの報告などです。
どうぞ、ご覧ください。
暑中見舞いの例文!近況の伝え方
暑中見舞いは、猛暑季の挨拶状です。
ですから、相手を気遣う言葉もこちらの近況を報告も、「暑さ」に対するひと言を添えることになります。
はじめに、暑中見舞いの基本構成を確認しておきましょう。
* 時候の挨拶
* 相手を気遣う言葉
* 簡単な近況報告
* 相手を気遣う結びの言葉
* 令和 ○ 年 盛夏(または日付)
これを具体的な文面にすると次のようになります。
▼
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
おかげさまで私たち家族は元気に過ごしております。
酷暑の折から、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
令和二年 盛夏
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この例文で言うと、「おかげさまで私たち家族は元気に過ごしております。」が近況報告になります。
このように暑中見舞いの近況報告は、お決まりの「ひと言」で十分です。
暑中見舞いの近況報告は、長々と報告する必要もなく、こちらは「バテて倒れています」というようなマイナスなことを書く必要もありません。
ていねいな文章にするか、カジュアルな文章にするか、主語を「私」にするか、「私たち」にするか、
このあたりは以下のように臨機応変に考えてください。
「私も暑さに負けないよう頑張っております。」
「私たちも暑さに負けないよう頑張っております。」
「私たちは元気に過ごしています」
「私は元気に過ごしています」
暑中見舞いの例文!上司や恩師に出す場合
上司や恩師に出す場合の暑中見舞いでは、「暑中お見舞い申し上げます」ではなく、「暑中お伺い申し上げます」にするべきだというガイドもあります。
しかしながら、昔からの慣習として「暑中お見舞い申し上げます」は人々に理解されています。
ですから、はじめての暑中見舞いを出す上司や恩師には「暑中お見舞い申し上げます」のほうが無難でしょう。
上司や恩師に出す暑中見舞いの例文をシンプルにまとめた場合は、
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暑中お見舞い申し上げます
猛暑が続いておりますが、お元気でお過ごしのことと存じます。
平素より何かとお世話になっており、大変感謝しております。
おかげさまで私のほうはつつがなく過ごしておりますので、どうぞご休心ください。
休暇後はご期待に添うよう仕事に励む所存です。
まだまだ暑さも厳しいようですので、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます。
令和二年 盛夏
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暑中見舞いの例文!ビジネス向け
暑中見舞いビジネス向け例文のポイントは、「休業期間のお知らせ」を記載しておくことです。
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暑中お見舞い申し上げます
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
炎暑いよいよしのぎ難くなりましたが貴社ご一同様のご健勝をお祈りいたします。
さて、このたび下記の予定で夏期休暇を実施させていただきます。
休業期間中に頂いたお問い合わせにつきましては、八月十七日(月)から順次対応をさせて頂く予定でございます。
何卒ご了承の上、万障お繰り合わせ頂ますよう宜しくお願い申し上げます。
夏期休暇:八月十三日 ~ 十六日(四日間)
今後とも一層の御愛顧のほどお願い申し上げます。
令和ニ年 盛夏
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あとは、会社の形式に従って必要な情報を加えてください。
暑中見舞いの例文!結婚・引っ越しを報告する場合
暑中見舞いを利用する形で、結婚や引っ越しを報告することも可能です。
報告する内容は、ポイントをしぼって簡潔に伝えましょう。
暑中見舞いで結婚の報告をする場合
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暑中お見舞い申し上げます
連日厳しい暑さが続きますが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
このたび私たちは結婚式を挙げ、新たな人生をスタートいたしました。
何かと至らぬ二人ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
令和ニ年 盛夏
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暑中見舞いで引っ越しの報告をする場合
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暑中お見舞い申し上げます
この炎天下の中、無事に引っ越しを終えることができました。
まだ片付いていませんが、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
令和ニ年 盛夏
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まとめ
暑中見舞いの近況報告は、長々と報告する必要はありません。
お決まりの言葉を添えるだけでも十分です。
伝えるべきポイントをしぼって簡潔にまとめましょう。
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