久しぶりに着る服がかゆいときがあります。
衣替えのときにしまっておいた衣類です。
ニットの素材がチクチクして肌に合わないというもではなく、全体的にモゾモゾする感じ。
今回の話題は、久しぶりに着る服がかゆいときの対策です。
原因についてもお伝えします^^

目次

久しぶりに着る服がかゆいときの原因
ニットのチクチクする場合は、繊維の断面が皮膚に触れることが原因です。
チクチクする素材としてはウールが多く、繊維の太いものは肌に触れたときの影響が大きいようです。
ニットではない衣類がかゆい場合は、「ダニ」の仕業(しわざ)かもしれません。
久しぶりに着る服がかゆいのは、「ふとん」にダニがいるのと同じことと考えられます。
かゆみの原因になるのは生きているダニばかりではありません。
ダニの死骸やフンもかゆみの原因になります。
1つの服だけではなく他の衣類もかゆいのであれば、おそらく収納ケースやタンスの中でダニが繁殖したのでしょう。
久しぶりに着る服がかゆいときの対策
久しぶりに着る服がかゆいときの対策は、衣類のダニ対策としてお伝えします。
ダニを死滅させるポイントについては、「ためしてガッテン!」の情報が参考になりそうです。
2015年7月22日の「ためしてガッテン!」で放送された内容は、『洗濯や日干しではダニは死滅しない』という話。
ダニを死滅させるポイントは、『50度以上の熱』です。
この内容は、「ためしてガッテン!」の公式サイトにも掲載されています。
「ダニ対策の考え方について」として、「ためしてガッテン!」でまとめられたのは次の通りです。
▼ 引用
「ダニ対策の考え方について」
ダニは『50℃の熱で20~30分、60℃の熱で一瞬で死滅』します。
死滅させた後、掃除機がけをすることで、効率的にダニ対策をすることが可能です。
ポイントは、『加熱は3か月に1度、掃除機がけは1週間に1度』。
引用元:「「今こそ!ダニ撲滅宣言 – NHK ガッテン!」
https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20150722/index.html
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「ためしてガッテン!」の「ダニ対策の考え方について」は、布団のダニの話です。
この加熱と掃除機がけの考え方を「久しぶりに着る服」に応用すれば、「かゆみ」の対策につなげられます。
注意しなければいけないのは、高温がダメな素材の衣類。
タグの表示で、「タンブル乾燥」がバツになっている衣類は、高温による乾燥ができません。
また温度の上限のある「表示」もあるので、「タンブル乾燥」の表示チェックをしてください。
正方形の四角の中に丸(円)があって、その円の中に2つの黒点が並んでいる表示は「80度」が上限。
正方形の四角の中に丸(円)があって、その円の中にある黒点が1つの表示は「60度」が上限です。
「タンブル乾燥」の表示に注意しながら、「久しぶりに着る服」の「かゆみ対策」をしましょう。
◎ コインランドリーの乾燥機を利用する!
コインランドリーの乾燥機は、「高」「中」「低」との3段階に温度の設定ができるようになっています。
使用するコインランドリーに行ったときに、はじめに温度設定を確認してください。
温度は、高(72度)、中(63度)、低(55度)となっています。
前半にお伝えした「ためしてガッテン!」の情報では、ダニは『50℃の熱で20~30分、60℃の熱で一瞬で死滅』するということでした。
ですからコインランドリーの乾燥機のもっとも温度の低い設定でも、30分ほどかけて乾燥させれば「ダニ退治」は可能ということです。
ただし、タグの表示で「タンブル乾燥」がバツになっている衣類は、コインランドリーの乾燥機は使えません。
家庭用のドラム式の乾燥機を使う場合も、「温度設定を」よく確認してから衣類のダニ対策をしてくださいね。
◎ かゆみを感じる「久しぶりに着る服」の数が少ない場合は?
コインランドリーの乾燥機を利用するほどに、 かゆみを感じる「久しぶりに着る服」の数が多くない場合は、「クリーニング屋」さんに出してしまいましょう。
◎「タンブル乾燥」がバツになっている衣類のダニ対策は?
「タンブル乾燥」がバツになっている衣類のダニ対策も、プロ(「クリーニング屋)に相談しましょう。
◎ タンスや収納ケースのダニ退治もお忘れなく!
殺虫剤(ダニスプレー)やドライヤー(熱)を使って、まずはダニ退治。
そのあと、ホコリとダニの死骸を掃除機で吸い取ってください。
最後に、ダニの再繁殖防止のためにダニに効く防虫剤をセット。
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こんな感じのもあります^^
まとめ
久しぶりに着る服がかゆいときの原因は、ダニの繁殖であることが多いです。
対策はとしては、乾燥機の熱(温度)でダニの退治を徹底してください。