エアコンの送風は冬も必要なの?
ただ風を送り出すだけなら、寒い冬には必要がない気がしますよね。
実は、送風機能には意味があるのです。
正しく使うことによって、送風機能の本来の効果が発揮されます。
今回このページでは、「エアコンの送風は冬も必要なのか」をテーマにして、「エアコンの送風機能」と「エアコンの送風効果」についてお伝えします。
どうぞ、ご覧ください。
エアコンの送風は冬も必要なの?
◎ エアコン利用したあとに送風運転したほうがいい!
冷房でも暖房でもエアコンを使ったあとは、カビが発生しやすい状況になっています。
エアコンの内部に「結露」が生じるからです。
冷房であっても暖房であっても、運転しているエアコン内部と「部屋の空気」には大きな温度差があります。
それで、冬の窓ガラスに結露が生じるように、エアコンの内部にも結露が生じるわけです。
するとどうなるか?
風呂場の壁や天井に水滴を残したままだと、カビが発生しますよね。
冬に暖房を使用している間も、夏場ほどではなくても、エアコン内部はカビが発生しやすい状況になっているのです。
久しぶりにエアコンの暖房を使おうとしたら、嫌な臭いがするなら、それは結露からのカビの発生が原因です。
カビを含んだ空気は、室内を循環していることになります。
エアコンの送風機能について
結露をそのままにして、カビを発生させないためにも、エアコンの送風機能を使って乾燥させておくことが必要です。
エアコンの送風機能は、エアコンの内部を送風することで乾かす役割を果たします。
室内に風を送ることよりも、エアコン内部を風にさらすために使うほうが機能を活かせるのです。
近年の新型のエアコンでは、自動送風機能が設けられています。
冷暖房の利用後に2時間ほど、自動で送風を行ってくれる機能です。
冷暖房のスイッチを切ったはずなのに、「ON」の状態になったままになっているのは、その間「乾燥」させていることになります。
スイッチが切れていないのかぁと、節電を気にして、すぐに完全オフにしてしまわないようにしてくださいね。
エアコンの送風効果はシーズン前も!シーズン後も!
暑さがピークになる時期にも、寒さがピークになる時期にも、フル稼働するエアコン。
シーズン前も!シーズン後も!「送風運転」を使って、エアコン内部のカビ防止対策をしておきましょう。
三菱では、「夏の使い始めと残暑」にニオイが発生しやすいので、「2時間程度の送風運転」をすることをおすすめしています
シーズンが終わったら、すぐ次に使うときのために手入れ!
夏が終わったら冬の暖房を快適にスタートさせるために、冬が終わったら夏の冷房を快適にスタートさせるために、やっておきたいエアコンの手入れは3つあります。
(1)送風運転でエアコン内部を乾燥させる。
送風運転は、2時間~4時間行います。
シーズン中に水分がたまったエアコンの内部は、早いうちに乾燥させてください。
結露した水分は、エアコン内部の「熱交換器」や「水受け」に残ります。
ですから、手入れをしないエアコン内部は、湿度は高まりやすくカビが繁殖する環境なのです。
(2)エアコン内部の掃除
汚れもカビの原因になるので、熱交換器やファンなどのパーツを掃除します。(コンセントはぬいておきましょう)
掃除機でホコリを吸い取って、ぬるま湯拭き、乾拭きで汚れを落としてください。
エアコン内部の汚れは、自分の手に負えない状態になっていることもあります。
その場合は、ハウスクリーニングに依頼したほうが良いでしょう。
(3)フィルターのホコリの除去
フィルターのホコリは、掃除機で吸い取ったあと、水洗いして取り除いておきましょう。
フィルターの自動掃除機能が搭載されているエアコンの場合は、ダストボックスにたまっているホコリを取り除きます。
ホコリをエサにカビが繁殖してしまうので、後回しにせずにフィルター掃除もすぐにやってしまってください。
まとめ
エアコンの送風機能の効果は、エアコン内部を乾燥させることです。
送風運転を活用して、クリーンな暖房で快適な冬をお過ごしください。
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