虫刺されによって、「硬く腫れる」という状況に!
「硬く腫れる」というのは、「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」です。
このページでは、「結節性痒疹の症状」「結節性痒疹の原因と対処法」「湿疹と痒疹の違い」「皮膚科での治療」について調べたものをまとめてあります。
かゆみが治まらずに、かいているうちに、「硬く腫れる」ような「しこり」が足や腕にできている人は、目を通してみてください。
虫刺されによって硬く腫れるのは何?
「虫刺され 硬く腫れる」で調べてみると、「結節性痒疹」という症状名があります。
ここからは、結節性痒疹について、症状と特徴、原因と対処法についてお伝えします。
結節性痒疹の症状としては、かゆみが強いということが一番にあげられます。
「硬く腫れる」という特徴は、大豆や小豆のような大きさになって、しこりになると説明されています。
かゆみに耐えられなくて、かけばかくほど刺激されて、腫れたところが硬くなっていくと考えられています。
硬くなって、しこりのようになるので、症状名が「結節性」とされているようです。
ブツブツができた場合
ブツブツができた場合、多くの人は「湿疹」という症状名のほうのイメージが強いと思います。
「湿疹」と「痒疹」の違いについて
「湿疹」が慢性化した場合は、皮膚がぶ厚くなり、表面にしわや溝が深く現れる苔癬化(たいせんか)という状態になります。
アトピー性皮膚炎に見られるように、ゴワゴワした感じ、あるいはガサガサした感じです。
「痒疹」の場合は、散らばった状態で、しこりができます。
「湿疹」のような症状になる人と、「痒疹」のような症状になる人の違いについては、はっきりとしたことはわかっていないそうです。
結節性痒疹になる「きっかけ」は、虫さされ、重症アトピー性皮膚炎であることが多いとのことです。
「虫さされ」は1か所なのに、「痒疹」のしこりが広がるのは、刺された場所をかいているうちに、その周囲の皮膚も刺激されるからだろうという説明があります。
不明なことが多いので、難治性とされていて、根拠を持って治すのは難しいようです。
「かかなければ良い」ということなのですが、それがもっとも難しいわけです。
ですから、対処療法として「ステロイド外用薬」が処方するということになります。
一般的かどうかはわかりませんが、「液体窒素療法」という治療法もありました。
液体窒素で「強い結節(しこりになっているところ)」を冷凍凝固させて、消退させる方法です。
この「液体窒素療法」については、皮膚科の先生に相談してみてください。
最後に、「痒疹(ようしん)について情報の整理をしておきます。
痒疹(ようしん)は、急性痒疹、亜急性単純痒疹、慢性痒疹に分けられます。
慢性痒疹には、多形慢性痒疹と結節性痒疹があります。
急性痒疹は幼少のころに見られる症状で、皮膚の盛り上がり(丘疹・きゅうしん)ができます。
亜急性単純痒疹は50歳以上に見られる症状で、ブツブツと赤い丘疹が出ます。
多形慢性痒疹は、お腹まわり、腰まわり、お尻に症状が出ます。
かさつきや赤みとまざるように丘疹が見られるようになります。
結節性痒疹は、膝より下、腕に丘疹が出ます。
今回こうして、気になる症状として調べたのは、「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」です。
まとめ
このページでは、結節性痒疹についてお伝えしました。
かゆみを我慢できない人、症状を抑えたい人、硬く腫れる「しこり」の見た目が気になる人は、皮膚科の先生に相談してみてください。
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