毛虫の毒毛に触れてしまうと、かゆくなったり、ぶつぶつができたり、
腫れたりすることがあります。
それは、毛虫皮膚炎と呼ばれる症状です。
毒のことを抜きにしても、見ただけで避けたくなるのが大多数の人の
反応で、わざわざ自分から毛虫に近づこうとする人はいませんよね。
でも注意しておいたほうがいいことがあるんです。
心配なのは、ベランダなどに干している洗濯物です。
近くに毛虫が付きやすい木があると、毛虫の毒毛が風に運ばられて
洗濯物に付着してしまうこともあるからです。
今回は、「毛虫がついた洗濯物対策」「毛虫が付きやすい木」
「隣の家の木は」についてお伝えしていきます。
毛虫がついた洗濯物対策は?
干してある洗濯物に毒毛が付着していることに気づいたら、
はじめに取り除きます。
念のためにゴム手袋をつけて、ガムテープや粘着カーペット
クリーナーなどを使って剝がし取りましょう。
毒毛を取り除いたあとは、もう1度洗濯し直します。
風が強くてベランダに干すのが心配な場合は、乾燥機を使って
乾かしてください。
風が強い時に干しても、また毒毛が付着するという繰り返しに
なってしまいますよね。
もちろん、部屋干しもOKです。
洗濯物に付着していることに気づかずに、毛虫の毒毛に触れて
しまって、毛虫皮膚炎の症状が治まらない場合は皮膚科に相談
してください。
軽い症状の場合は流水で洗い流したあと、市販のステロイド
外用薬や抗ヒスタミン薬が含まれた軟膏を使って症状を治める
こともできます。
毛虫が付きやすい木
付着している毒毛を取り除いて、洗濯し直したとしても、同じ
環境で洗濯物を干すなら、また付着する心配があります。
洗濯物を干すベランダの近くに、毒毛を持つ毛虫が付きやすい木が
ある場合は、その樹木のほうの毛虫対策をする必要があります。
毛虫が大量に発生しているようでしたら、業者に依頼して駆除して
もらいましょう。
参考までに、毛虫が付きやすい木をお伝えしておきます。
ツバキ、サザンカ、チャノキ、ヒメシャラ、サクラ、マツ、ウメ、
バラ、カキなどは毛虫が付きやすいので要注意です。
毛虫対策で隣の家の木はどうすればいい?
洗濯物を干す時に毛虫の毒毛が付着する原因が隣の家の木である
場合は、どうすればいいのか?
直接にお願いした場合、ご近所トラブルになる心配があるなら、
役所や弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士さんのサイトなどで調べてみると、領域をはみ出して
いる枝の切除は、民法233条1項により請求できるとのことです。
しかしながら、勝手に切ることは許されないのだそうです。
強気に言うのもトラブルになるので、役所や弁護士を通した
ほうが良いというアドバイスが見られました。
まとめ
洗濯物に付着していることに気づかずに、毛虫の毒毛に触れてしまって、
かゆくなったり、ぶつぶつができたり、腫れたりした場合は皮膚科に
相談してください。
軽い症状の場合は、はじめに流水で洗い流して、市販のステロイド
外用薬や抗ヒスタミン薬が含まれた軟膏を使って症状を治めることも
できます。
洗濯物に付着しているのを見つけた場合は、ガムテープや粘着
カーペットクリーナーなどを使って毒毛を剥がしてから、
もう1度洗濯し直します。
洗濯物を干すベランダ付近の木に毛虫が大量に発生している場合は、
業者に依頼するなどして駆除しましょう。
隣の家の木に毛虫が大量に発生して困っている場合は、
一度隣の人にお願いして、トラブルになりそうな場合は
役所や弁護士に相談することをおすすめします。
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