七夕は、どうして笹の葉にお願いごとをするの?と子供に聞かれたママ。
すると今度は、ママのほうに疑問が出てきてしまいました。
七夕と笹舟って、何か関係があるのかな?飾り付けをしているのは、竹なのかな? それとも笹なのかな?
そんな具合に考え過ぎて困っているママに向けて、今回は子供に七夕の由来や意味が伝わるようにお話をさせていただきます^^
七夕と笹舟の関係は?
子供たちに伝える言葉にするのは、とても難しいですよね。
ここでは、小さな子供たちに伝わるようにお話をしていきます。
まずは、「七夕と笹舟って関係があるのかな?」という疑問についてです。
こういう疑問の場合はおそらく、子供に聞かれたママがふと思ったことなのでしょうね。
笹舟が七夕に直接関係しているお話は見当たりませんでした。
見つかったのは、古い日本の七夕に使われていた葉っぱのお話です。
いつごろのことかと言うと、和歌で思いを伝えていた平安時代です。
小さな子供には、「むかしむかし」と物語ふうのほうがいいですよね。
お願いごとは、葉っぱに書いていたのだそうです。
大人向けに説明すると、「梶の葉」に和歌を書いて願いごとをしていたのだそうです。
サトイモの葉にたまった夜つゆを「天の川のしずく」と考えて、墨を溶かして文字を書いたというお話もありました。
子供たちには、「むかしはね、葉っぱにお願いごとを書いていたんだって」というくらいでいいのではないでしょうか。
飾っているのは竹ではなく笹?
今度は、飾っているのは、竹か?笹か? というお話です。
歌がありますよね。
「たなばたさま」の「ささの葉さらさら」。それで考えると、笹ということでいいのだろうと思われます。
しかし実際は、どちらも使われています。竹でないとダメ?笹でないとダメ?というお話は見つかりませんでした。
そこで、竹と笹の違いについても調べてみました。
一般的には、大型のものを「竹」、小型のものを「笹」と区別されています。
難しい話しになると、植物学では性質で分類するとありました。
そうなると、単純に、大きさだけでは区別できないのだそうです。
七夕に竹や笹が使われる理由は、子供たちへの説明は「悪いことから守ってくれるのよ」でいいと思います。
生命力が強いこと、繁殖力があること、冬でも緑を保つこと、まっすぐ育つこと、それらのことから、笹や竹には不思議な力があると言われてきていました。
神聖な植物だと考えられてきたのです。
由来や意味も紹介
ここでは、七夕の意味や由来として、お願いごとをするようになった理由をお伝えしていきます。
おりひめ様とひこぼし様は、7月7日だけ会うことが許されています。
「会いたい」という願いがかなう日なのです。
たんざくにお願いごとを書くようになったのは、「おりひめ様とひこぼし様のように、お願いごとがかないますように」ということからなのだそうです。
でも七夕は、お願いごとをかなえてもらうお話だけではありません。
竹や笹にけがれ(悪いこと)を持っていってもらうという風習があります。
今では環境問題のこともあるので、あまり見られなくなってきましたが、七夕祭りが終わると竹や笹は飾りごと川や海に流して、けがれ(悪いこと)を持っていってもらうのです。
まとめ
中国の七夕が奈良時代の日本に伝わってきたというお話もあります。
台湾や韓国など、国によって逸話も違います。
子供たちには、「昔はお願いごとを葉っぱに書いていたんだよ」「たんざくをかざって、お願いごとしたあと、竹と笹に悪いことから守ってもらうの」と話す程度で良いと思います。
ちなみに「たなばたものがたり」は、ほんとうはロマンチックではないので、絵本の読み聞かせは、あらかじめママが読んでからにしたほうがいいですよ(;^ω^)
仲良くなりすぎて仕事をしなくなったので、ちゃんと仕事をすれば1年に1回だけ会わせてもらえるというお話なのです。
もし、お話をしてあ げるなら「なまけると、お願いごとはかなえられないのよ」という
感じでいかがでしょうか^^
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