燻製チップは焦げたらどうする?ということで、失敗してしまった場合のお話をお伝えします。
今回は、何度チャレンジしても、燻製チップが焦げてしまう場合は、どのような失敗の原因があるのかについて、経験者談をチェックしてみました。
すると、燻製チップを焦がしてしまうパターンについては共通する点がいくつかありました。
どうぞ参考にしてください。
燻製チップは焦げたらどうする?
燻製器のフタを開けて、燻製チップの様子を確認したら焦げていた!そんなときはどうすれば良いのでしょうか?
すべての燻製チップ焦げてしまった場合は処分して、新しい燻製チップと交換することをおすすめします。
チップは炭化したら交換です。
そのまま手で触って取り出すと、火傷する心配もありますよね。
まずは、フォーク(2本)を使って食材を乗せている網を外しましょう。
焦げた燻製チップは、トングや菜箸でアルミホイルごとを取り出してください。
燻製していた食材も焦げたようなニオイがするなら、あきらめるしかないですね。
その食材を食べるか捨てるかは、個人の考え方におまかせします。
燻製チップが焦げる失敗の原因は?
燻製がチップが焦げてしまう失敗の原因について調べてみると、次の3つのパターンがありました。
* 火加減を調整していない。
* チップの量が少ない。
* チップの並べ方に問題ある。
火加減を調整について
温度管理だけに気を取られるケースでは、「下がらない」ことだけに注意を払っていることが考えられます。
燻製チップの燻製は、熱燻で短時間でしあげるレシピが多いので、温度が下がることだけを心配しているのではないでしょうか。
また、煙が消えないようにするバランスがむずかしいですよね。
特にガスコンロの火力は強いので、短時間で燻製でもチップは焦げやすいです。
火加減のポイントは、煙が上がってきたら中火または弱火にすること。
ずっと強火のままにしていると、燻製チップは焦げてしまいます。
チップの量について
燻製チップが焦げる原因には、チップの量が少ない場合もあるようです。
量が少ないと熱の伝わり方が早くなるので、すべてのチップがすぐに黒くなってしまうのでしょうね。
チップの量は、ひとつかみ(およそ6g)とされています。
煙が少なくなってきたら、途中で追加する、交換するというのが基本になっています。
焦がさないように、消えないように、このあたりの判断がむずかしいですよね。
チップは燃え残りが多くても、交換しなければ煙が出ないことがあります。
煙が出ないようであれば、新しいチップに交換しましょう。
燻製器内の温度だけに、とらわれないように注意してください。
対策、改善策としては、慣れるまでは、10分ほどで燻製できる食材にしたほうが良さそうです。
プロセスチーズ、ナッツ、ししゃも、ソーセージあたりはいかがでしょうか。
なるべく複数の種類ではなく、単品(種類)で燻製したほうが火加減(熱伝導)もコントロールしやすいですよ。
チップの並べ方について
チップの並べ方については、まんべんなく平らにしてしまうよりも、1箇所だけ山になるように盛ったほうが焦げにくいです。
薄く平らにしてしまうと、チップの量が少ないのと同じ状態で、早く熱が伝わってしまいます。
「チップは1箇所だけ山になるように盛る」これも試してみてください。
その他の失敗としては、安全装置付きで自動で止まるガスコンロだと、10分以上経過すると火が消える場合があります。
強すぎてもダメ、消えてもダメなので、火加減はよく見守ったほう良いですね。
まとめ
燻煙チップは「直接燃やして煙を出す」のではなく、「熱の伝導によって炭化するときに煙を出す」仕組みになっています。
加熱し続けないと煙がストップしてしまい、強火で加熱し続けるとすぐに焦げてしまいます。
そこが管理のむずかしいところです。
慣れるまでは、15分以上かかる燻製に使うのは避けたほうが無難かもしれません。
短時間で楽しめる燻製からチャレンジしてください。
コメント