ゲロの臭い取りについて、家の中では、床、カーペット、畳の場合はどうすれば良いのか。
また、壁紙に飛び散っていた場合は張り替えるのか。
少しばかり悩ましい問題。
このページでは、家の中で嘔吐したものを処理する手順と「臭い取り」についてお伝えしていきます。
重曹の使い方、次亜塩素酸ナトリウムの使い方、熱湯の使い方に注目してください。
ゲロの臭い取り!床の場合は?
一般家庭として考えると、床の素材は木であることが多いでしょうか。
その上にカーペットを敷いているかどうか、その違いもありますね。
処理するときに心配されるのは、嘔吐したものが染み込んでしまっているとか、次亜塩素酸ナトリウムを使ったときに色落ちするとか、そのあたりになるかと思います。
まずは、ゲロしちゃったものを取り除く手順を確認してください。
取り除くときに使うものは、キッチンペーパーやトイレットペーパー、新聞紙など。
嘔吐したものを集めて、レジ袋に入れていきます。
ゴム手袋、エプロン(水を弾く素材のものが理想)、マスクをつけて、処理作業をしてくださいね。
ここから、臭い取りになります。
ゲロの取り除き作業をしたらあとの床の上に、重曹パウダーをふりかけてください。
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吐いたものが細かく飛び散っているなら、重曹をまく範囲を広げましょう。
重曹パウダーがゲロを吸収して、床の上が乾いたような状態になったら、掃除機で吸い取ってください。
殺菌対策として、「次亜塩素酸ナトリウムを0.1%に薄めたものをスプレーする」というのがあります。
ノロウィルスには、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効とされているからです。
ただ、手に入れにくいですよね。
一般家庭では、ハイターを薄めて使う、酸素系の漂白剤を薄めて使う、消毒液(エターノール)を薄めて使うなどの方法がありす。
注意したいのは、床の色落ちです。
ですから、「薄めて使う」という話になっています。
商品として、次亜塩素酸ナトリウムを薄めたもの(配合)があります。
次亜塩素酸水の「ノロキラーS」です。
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「ノロキラーS」は、除菌も消臭もでます。
色落ちの心配について
メーカーさんのQ&Aのページには、『ノロキラーSは次亜塩素酸水ですので、スプレーで使用する程度では色落ちは殆どありません。』とあります。
関心があれば、「ノロキラーS」の動画紹介も見てください。
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カーペットを敷いてある場合の嘔吐物の処理も、ポイントをお伝えしておきますね。
重曹パウダーと掃除機で吸い取ったあと、カーペットを風呂場に持っていきましょう。
熱湯による「臭い取り」をします。
やかんや鍋でしっかり沸かしたお湯をかけてくださいね。
お湯の量が足りなくなるので、ゲロが付いていた部分に集中して、ひと回り大きい円になるようにかければOK。
あとは風通しの良い場所に干して、十分に乾かしましょう。
畳にゲロを吐き出した場合の臭い取りは?
畳の場合は、乾かす手順がポイントになりますね。
嘔吐したものを処理する手順は、床の場合と同じです。
キッチンペーパーで取り除いてから、畳の上に重曹をまいて水分が吸い取られた状態になってから、最後に掃除機をかけます。
重曹によって、臭い取りはできます。
消毒スプレーをしたあとは、畳の場合は早く乾かしてしまいたいので、ドライヤーを使いましょう。
サーキュレーターや扇風機があれば、畳を立てて送風を当てるという手もあります。
嘔吐したものが飛び散った壁紙はどうする?
お風呂掃除に使うスポンジなどを使って、拭き掃除をすれば大丈夫です。
洗剤はなしで、お風呂の温度くらいのお湯だけで十分です。
飛び散ったくらいであるなら、壁紙を張り替えるほどではないでしょう。
まとめ
ゲロの臭い取りには、重曹と熱湯を上手に使ってください。
参考までに、ノロウィルスにはアルコール除菌剤は効果がありません。
次亜塩酸ナトリウムについては、ノロウィルスの消毒に推奨している濃度は200ppmです。
自分で薄めるよりも、あらかじめ薄めてあるものを使うほうが安心できる人は、市販品をチェックしてみてください。
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