普段は気にならないことも、ちょっとしたきっかけで気になるように
なることがあります。
その1つに、ガムの賞味期限の話があります。
子どものころは何も考えずに噛んでいたのに、賞味期限が書いていない
ことを知ると、いつまで食べられるんだろう? と思うこともあります。
今回は、ガムの賞味期限と表示義務についてのお話をします。
ガム以外にも賞味期限の表示義務のない食品がありますので、それについても
お伝えしていきます^^
ガムの賞味期限がないのはナゼ?
– ガムの賞味期限がないのはナゼ?
それはまず、賞味期限の表示義務があるかどうかについての
問題になります。
例えば、砂糖はどうでしょうか? 塩はどうでしょうか?
アイスクリームはどうでしょうか?
それぞれ国内の基準によって決められているということなのです。
意外なことに、加工されていない野菜やフルーツには表示義務が
ありません。
しかし、惣菜、カットフルーツ、缶詰になると賞味期限を表示する
必要が出てきます。
濃度によって決められるものには、アルコールや梅干しなどがあります。
以前は表示義務がなかったのに、今は表示を必要とする食品もあります。
ガムには賞味期限の表示義務がないので、私たち消費者には
「ガムには賞味期限がない」とイメージされるようになっている
というわけです。
ただし、賞味期限の表示を必要とするガムもあります。
これについては、最後にお伝えします。
加工食品の表示に関する共通Q&A
(第2集:消費期限又は賞味期限について)
平成15年 9月
平成20年11月一部改正
厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課
農林水産省消費・安全局表示・規格課
以上を引用ではなく参考資料とさせていただきました。
2018年3月13日
– お菓子メーカーの回答
いくつか、お菓子メーカーのサイトの回答を見てみました。
どのメーカーさんも、ガムの原料について「経時的に安定した物質」
というような表現で説明されています。
参考までに、原料には、ガムベース・糖類・香料などが使われています。
また、水分の少ない商品であることというのも理由としてあげられて
います。
消費期限はあるの?
賞味期限ではなく、消費期限についてはどうか? 消費期限は、
私たちの普段の言葉で言えば「腐る」というのが1つの基準に
なります。「安全性を欠く状態」ですね。
食パンのように消費期限は決められていないので、ガムについては、
答えるとしたら「賞味期限の表示義務がないので長持ちはする」
「開封後は早めにお召し上がりください」ということになります。
1~2枚くらい残っているだけなら、無理することはないとは思います。
どのガムも同じ?
どのガムも同じなのか?について調べていると、賞味期限のあるガムも
ありました。
それは、トクホのガムです。
お茶のテレビのCMで、「トクホ!」と言っているのを見かけたことは
ありませんか? トクホとは、特定保健用食品のことです。
特定保健用食品について
『生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁
長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品です。』
【 出 典 】
トクホのガムには、「リカルデント」や「ロッテ キシリトールガム」
などがあります。
まとめ
ガムの賞味期限がないのは、表示義務がないというのが1つの理由になります。
どのように分類されているか、詳細を知りたい人は「厚生労働省医薬食品局
食品安全部基準審査課」及び「農林水産省消費・安全局表示・規格課」の資料を
ご覧ください。
付け加えて、お菓子メーカーの回答では「経時的に安定した物質」を原料に
使っているということでした。
参考になれば幸いです^^
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