保育園から七夕の笹を持ち帰る時、七夕の短冊に何か深い意味は
あるのかが気になった。
せっかく子供が短冊に願い事を書いたのに、このまま処分して
しまっていいのかしら?
風習のような特別な方法はあるのかしら?
そんな疑問に答えるために今回は、七夕の短冊の由来や意味、
奉納する方法、平塚の七夕短冊についてお伝えしていきます^^
七夕の短冊に願い事を書くのはなぜ?由来や意味は?
短冊を笹に飾る風習は、江戸時代から始まりました。
その歴史を調べてみると、意外なことがわかりました。
– 昔は、糸が飾られていた?
中国の七夕が日本に伝わってきたのは、奈良時代だと
言われています。
そのころの日本では、相撲御覧、乞巧奠(きこうでん)
などが行われていたそうです。
この乞巧奠(きこうでん)は中国から伝わってきたもので、
織女(しょくじょ)に対して手芸上達を願う祭です。
(織女は、はた織りの女性)
日本の宮中では、ヒサギの葉1枚に金銀の針をそれぞれ7本刺して、
五色の糸をより合わせたもので針の穴を貫くという風習があった
のです。
また、天皇は一晩かかて牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が
会えることを祈ったとされています。(牽牛は彦星、織女は織姫)
- 短冊を飾るのは、日本だけ?
貴族の間では、願い事を梶の葉に書いていました。
牽牛(彦星)と織女(織姫)が会えることを願うこと以外にも、
詩歌、裁縫、染織などの技芸上達が願われるようになり、やがて
江戸時代の一般庶民に広がるころは、手習い事の願掛けをするように
なっていきました。
驚いたのは、短冊を笹に飾る風習は江戸時代から始まったもので
日本以外では見られないということです。
七夕の短冊を奉納する方法
七夕の短冊の奉納は、処分するためのものではありません。
「願い事を書いた短冊」を神社の笹に飾って祈願してもらう
ための奉納です。
そのあとは、お焚き上げまでしてもらうことができます。
七夕の短冊の奉納を行っている神社が近くにあるかどうかは、
「七夕短冊奉納申込書」や「七夕短冊祈願申込書」で検索して
探してみてください。
有名なのは、宮城県の「国宝 大崎八幡宮」と栃木県の「足利織姫神社」です。
保育園から持って帰ってきた笹と飾り付けは写真で残して、
短冊は思い出として保存しておくのは問題ないと思われます。
おうちで七夕の笹と短冊の処分する方法については、特別な
決まりごとは見当たりませんでした。
平塚の七夕短冊について
奉納ということでは、湘南ひらつか七夕まつりの「七夕願いごと短冊」も
平塚八幡宮に奉納されます。
湘南ひらつか七夕まつりは毎年、神奈川県平塚市のJR平塚駅北口商店街を
中心とする市内全域で開催されます。
2018年の日程は、7月6日(金)~7月8日(日)です。
「七夕願いごと短冊」は、湘南ひらつか七夕まつりの名物の1つになって
います。
まつり会場内のコーナーで短冊を購入して、願い事を書くことができます。
牽牛(彦星)と織女(織姫)にあやかって、恋愛成就を願う人たちも
いるようです。
まとめ
七夕について調べてみると、もともとは織女(しょくじょ)に対して
手芸上達を願うものだったというお話がありました。
また、一般の人々が短冊を使って願い事を書くようになったのは
江戸時代からとのことでした。
あらためて、風習は、時代や地域、身分や立場などによって変わる
ものなんだなぁと思いました。
七夕短冊の奉納については、宮城県の「国宝 大崎八幡宮」、栃木県の
「足利織姫神社」、神奈川の「平塚八幡宮」などのように、願い事を
祈願してもらえるという意味です。
最後には、お焚き上げもしてもらえるようです。
お子さんの保育園で作った七夕の笹は写真に残して、あとは処分しても
問題ありません。
短冊は、お子さんの成長の思い出として保存しておくことをおすすめします。
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